思いもかけずに北京に一泊することになってしまった。2007年10月26日、私は瀋陽に向かうべく成田空港を後にした。朝の8時から第2ターミナルの「たこ坊」でいか焼き&ビールを味わうという背徳の楽しみのせいか気分は高揚していたが、やがて暗転。エアチャイナ機は北京空港天候不良のため青島空港に到着。そこで3時間半待機のあと5時間半遅れで北京空港に到着したのだった。
実は大変だったのはそれからで、2時間並んで翌日の飛行機にしてもらったのだが夕方の便。一刻も早く到着したかった私は北京駅に走り、夜行列車や翌日の早い列車を探したが全滅。やむを得ず北京に一泊することにした。
ところが探すホテル探すホテルみな満室で5軒目の金質商務酒店でやっと空室を見つけた。3軒目の長城飯店(北京シェラトン)ではシェラトン会員証とアメックスを見せて「どーだこれなら大丈夫だろう。」とふんぞり返ったものの、「お客様、本日は満員でございます。」との笑顔の回答を受けコケてしまった。会員だろうがなんだろうが、物理的に部屋がないんだったらそれはしょうがないが、そういう場合はすまなそうな顔をした方が客ウケはいいと思うぞ。
でもまあせっかくの北京の滞在をムダにすることはない。ってワケで翌日午前から昼にかけて北朝鮮っぽいものを探しに動き回ったのであった。 |