CAPTAIN同志の北京牡丹館レポ/ビビンバ or 冷麺?
上海在住のCAPTAIN同志が、北京出張の際に北京牡丹館を訪問。レポを送ってくださいました。ありがとう!!CAPTAIN同志!!(青文字部分が私のコメント。てゆっかチャチャ入れ)
この店は大通りからちょっと入った閑静なところにあり、向かいの日本料理店(焼き鳥屋1軒と日本式中華料理店1軒)には時々行くので存在は前から知っていました。
入り口が重々しい木造のため、外からは中がうかがえず、はらはらどきどきで中に入ると意外に大きく、1階がホールと厨房、2階が個室となっていて、公演を見たいと言うと1階の席へ案内されました。接待員も簡単な中国語ができ、上海の北レスみたいに注文から汗をかくようなこともありません。
メニューを開くと半分くらいが中華メニューで、名刺には刺身やら寿司やら日本食の写真が出ていますが、メニューにはなし。キムチは北朝鮮から運んできたと言ってました。酒も中国酒が多く、ビールは青島と燕京だけ。ソジュはないと言っていましたが、一応メニューには「真露」が出てました。薦めたくないのかな?「手榴弾酒」という聞いたことのない酒が10元で出ており、もしかして韓国の「バクダン」かと思いましたが、中国酒だというのでやめました。
御多分に漏れず、この店も韓国人ツアーに組み込まれているようで、我々の入店後まもなく、ツアー客がドッとやって来ました。何を食べるのか興味津々で見ていると、石焼ビビンバを載せたワゴンがやって来て、何やら聞きながらビビンバを置いて行くのだが全員ではない。そうする内に今度は冷麺を載せたワゴンがやって来て、先程ビビンバをもらわなかった客の前に置いて行く。そうか。ホテルの朝食で「Tea
or coffee?」と聞かれるのと同じで、ここでは「ビビンバ or 冷麺?」なんだ。しかしそんなの食べる前に焼肉とかチゲ鍋とか食べるのが普通じゃないの?しかもその後に出てきた料理と言えば、湯気の上がっているキムチ(?)くらい。あんまり金かけてませんね。
私の推測なんですが、このK-oyaji達はすでに食事を済ませたあとだったのでは?CAPTAIN同志のご指摘とおり、その前にいろいろ食べるのが普通です。K-oyajiはよく食いますからね。
席が埋まったところで、いよいよ公演です。この店は正式なステージはなく、入り口のロビーのところで歌います。しかも珍しく楽器の演奏がなく、カラオケで歌ってました。
正式なステージがないのは私がラブラブの大連平壌館も同じです。大連平壌館は団体客が入ったり客が多かったりすると全員がステージ(じゃないけどそれっぽい位置)に立ってフルスペック公演をするのです。比較的早い時間帯ではマンツーマンで歌ってくれたりとか、「日本語の歌を教えてください。」とかね。北京牡丹館もそんなカンジなのかも知れませんよ。何度も通うと、接待員同志の得意な楽器は何かとか、おハコはなにかとかわかって楽しいですよ。
カラオケのTVが客席の方にも向いていて、この画像がなかなか面白い。「パンガップスムニダ」では在日同胞と思しき一行が歓呼で迎えられている(多分清津に着いた万景峰号)場面とか、遊覧船から岸に向かって大手を振っている画面(多分新義州の鴨緑江観光船)場面とか出てくるし、軽快なポップスの歌ではコンピュータ画像処理をした、人工衛星のようなミラーボールの上に2人の女性が立って歌っている(ピンクレディーのUFOみたい)画像だし、接待員見るよりTV見ている方が楽しい。まるで町の食堂で飯食べながらTV見ている感じです。
パンガプスムニダMTVの後半は「ポチョンボ電子楽団来日公演」の様子ですね。日本では「金剛山歌劇団」の公演を見ることができます。ここが公式サイトですが、今年の日程がアップされていないのが残念ですね。私は3回ほどライブを見ているのですが、NHK朝の連続TV小説「あすか」のテーマ「風笛」をチャンセナプ(朝鮮の管楽器)で演奏したのには驚きました。北朝鮮MTVについてはテリー伊藤が「お笑い朝鮮」で絶賛していたはずです。北レスでも時々ビデオを販売しているのを見かけます。
傑作だったのは、レストランの水色のスーツを着たロビーマネージャーまで歌を歌っていたこと(写真ご参照)。こんなの初めてです。歌はあまり多くなく、4曲くらい歌って終わりになり、韓国ツアーもそそくさと帰って行きました。面白くないんだろうな、きっと。
地味な店ですが、イカの辛子炒めはイカが柔らかくて美味しく、牛肉鍋も唐辛子無しの胡椒を基調とした味付けでなかなかGoodでした。またTV見に行こうっと。
おお!!イカの辛子炒め!!私はこれが大好物で、必ず注文するんですよ。韓国で食べるものよりは辛くなく、あっさりめの味付けが多いよう気がします。4曲というのは団体用としてはかなり少ないですね。また、K-oyajiとしては珍しく態度が大人しいですね。K-oyajiならK-oyajiらしく悪さの一つもしてほしいもんですが。
私はなかなか北京に行く機会がないんですよ。最近朝日や日経やNHKで北レスが取り上げられましたが、皆北京の北レスを題材にしています。北京は瀋陽と並ぶ北レス激戦区。近いうち行ければいいんだけどなあ。
(Captain同志2005年1月27日訪問。このページの画像も全てCaptain同志提供)
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たしかにこれでは外から中の様子はうかがえませんよね。看板は例によって人共旗カラーです。
名刺の写真がなんだかソウルの和食店みたいに垢抜けていますね。「手榴弾酒」とは恐ろしい名前ですが、中国酒だったら避けたほうが無難です。私はどうも中国の酒が合わないんですよ。
バックに白頭山天池の絵が見えますね。ロビマネも生き生きとしているように見えます。民族服の色使いが鮮やかでグッドですね。