玉流軍は一千倍にして報復するっ!!/アリエール同志の北京玉流宮報告
アリエール同志から北京玉流宮レポが届きましたので掲載します。ありがとう!!アリエール同志!!青字部分が私の突っ込みです。
1.「宮館論争」について
北京望京地区にあるこの店は漢字では「玉流"宮"」、ハングルでは「玉流"館"」と店名の表記が違い、北レスふぁんくらぶでもその是非が議論?されている。この文章では店名を"宮"とする。その根拠は当店の名刺に表記されているローマ字PyongYaong
Ok Ru "Kun"である。もし"館"なら、"kan""kwan"と表記されると思うがいかがであろう。ローマ字を判断基準とするのも何だが、中国語・朝鮮語と合せて2対1の多数決ということでご了解願いたい。
てゆっかマジベースで考えるならば、韓国語(朝鮮語)のローマ字表記というのも難しい問題である。そもそもこの名刺のローマ字表記は名刺上では「PYONG
YAONG OK RU KUN」だが、ここの韓国文化観光部2000年式に準拠すれば「PYEONG YANG OK RYU KUNG」となるはずである。
しかし北朝鮮がなんで韓国の都合に合わせなきゃいけないのかって話にもなるだろう。朝鮮語にも中国語と同じように鼻から抜く「ng」の音があるわけで、名刺のように「宮」の音が「n」で終わるってのはヘンで、やはり「ng」で終わるべきであろう。
だいたい、「OK RYU KUN」だったら「玉流軍」になっちまうぞ!!可憐な接待員同志達が涙目でキムチを鷲づかみにして、チョゴリの裾を赤く染めつつ、やたらめったら投げつけながら前進して来る光景を想起してしまったぞ!!「我々玉流軍はK-oyaji軍の破壊活動に対しては無慈悲に反撃するっ!!」とか、「K-oyaji軍の侵略行為には一千倍にして報復するっ!!」とか言うんだろうか?北レスだから専ら横で朝鮮人民軍歌を歌って奮い立たせる役とか、何故か微笑みながら太鼓たたいてくるくる回ってる同志とか、アコーディオンで伴奏を始める同志もいたりして。
まあそんなことはともかく、中文名と朝文名とで使い分けてるってことですかねえ・・・ちなみに「館」なら「kwan」です。いや、北レスふぁんくらぶに似つかわしくないカタい話になっちまったな。スマン。
2.店の概観
望京地区は北京の北東、四環路の外側に位置する。街の中心からは遠いけど、この地区に韓国人が多く住んでいることを考えると適切な立地かな、とは一緒に行った北京駐在の友人の弁。場所は湖光中街と南湖南路の交差点からほど近い。周囲に大きさで匹敵する店がないので結構目立つ。中も300席近くあろうかという大きさで、団体らしき観光バスも2台停まっていた。
3.営業熱心
私たちの応対をしてくれた李同志(画像下)はなかなか営業熱心で、私たちが飲み物でビールを頼むと、「こちらのお酒はどうですか?」と不老草酒等の「K−oyaji級」アルコールを勧めてきた。「いや、ウチらはそんな強い酒は飲めない」とその場は丁重にお断りしたが、その後も冷麺1つ頼むと「もう1ついかがですか?」という具合になかなか抜け目がない。
もちろん北レスの常として、物腰穏やかに笑顔を絶やさないので、どんなに営業されてもなぜか嫌な気分にならない。実際一緒に来た私の友人の奥様も李同志にホレボレ。特に肌の細やかさに感動していたのは女性ならではの視点かも。女性のハートも鷲掴みにするとは、さすが李同志。私もJ−oppaを連れて来る機会とかあったら、その時は李同志の期待に応えてドンドン注文しよう、うん。
北朝鮮を訪問すると「ここには資本主義的競争はありません。」と案内員同志達は言うが、祖国を離れて競争&営業しているワケやねえ。それにしても李同志の勧め上手はたいしたもの。共産主義的勤労意欲のなさなど微塵も感じられない。北レスは接待員によって担当テーブルが決まっていることが多いので、売り上げに応じていくらか貰えるのかも知れないな。K-oyajiはK-oyaji級の酒が好きだから、営業もしやすいんだろうな。
でも純粋に「私はお客様に美味しいものを食べていただきたいんです。」という美し〜い感情の発露だってのが李同志の純朴そうな表情には似つかわしいし、北レスっぽくていいな、うん。
4.ショーの構成
ショーは7時半から、お決まりの「パンガプスムニダ」で始まり、その後は息も着かせぬ11曲ノンストップメドレー。その後民族風の踊りを挟んで、再び歌3曲で締めくくり計45分!お腹いっぱい。歌は初耳のものが多数。私は朝鮮語聴不憧なので、曲名が分からないのはご容赦願いたい。中国のカラオケ定番曲も1、2曲入ってる、とは先述の友人の指摘。(但し歌詞は朝鮮語)歌い手は7人、踊りが3人にキーボード奏者1人の計11人体制でした。
ここの特徴はやはりしっかりしたステージがあるってことだろう。バックの波ざっぱ〜んが印象的。ところで昔キョンキョンがぴったしカンカンに出演して、「波ざっぱ〜んが怖い。」と言っていたので、北京玉流宮でキョンキョンを見かけることは永遠にないであろう。東映作品の冒頭で出てくるあの波ざっぱ〜んなんか絶対ダメだって。ざっぱ〜ん。
5.ハルモニ、ハジける
この日の主役は韓国から来たとおぼしき団体旅行のハルモニ達。前方中央に陣取っていた彼女達、例の花束チップで記念撮影は言わずもがな、途中からたまらず立ち上がり歌に合せて踊りだす。その動きの若々しさはアジュマと言うべきか
帰り際見送りに来た服務員同志にも、握手ついでにしっかり1万ウォン札2枚を握り渡すなど、ハルモニ達は北レスの真心のおもてなしに心酔していた様子だった。けれどハルモニム、あなた方の見ていて微笑ましい行動もなかなかGJだったyo!おかげでショーもに盛り上がり、とてもいい雰囲気で幕を閉じたのでした。
以前、韓国人の白頭山旅行日程表を入手したことがあったが、「白頭山に登ったら『先駆者』を歌う。」としっかり書かれており、「歌わなきゃ気がすまんのか?」と不思議に思ったものだ。でも言われなくても歌うに決まっているが。それから以前韓国で「バス旅行中に通路で踊ると急ブレーキの時に危ないから止めろ。」と警察が言い出したことがあったそうな。そこまでして踊らなきゃいけないのか韓国人は。元々デンス好きな民族性だってのはわかるが。
でも北レスでEカンジで踊るってのはヨイ。楽しいのは大歓迎。そうして盛り上げていただけるってのは北レスに成り代ってお礼を言いたいってもんだ。GJ!
6.K−obaba?
私は北レス経験が少ないので断定はできないけど、こうした「団体のハルモニ・アジュマ達がハジけて踊りだす」光景は各地の北レスで展開されてるのでは?という気がしている。で、彼女達に最初「K−obaba」という名前を僭越ながら進呈しようかと思ったけれど、破壊活動が多数報告されている「K−oyaji」を想起させる名前は相応しくない気もする。
むしろ「K−obaba」という名前は、北京郊外のゴルフ場でブイブイ言わせている(死語)と噂の韓国企業駐在員奥方にこそ相応しいかと思う。他にも韓国団体旅行女性達の英雄的行動を目撃した同志たちがいたら、ご意見ご感想を伺いたい。
オヤジ汁・・・・。北レスに来襲する韓国人の基本は、オヤジ汁をダラダラとしたたらせながらやって来ては、K-oyaji級の酒でオヤジ汁を補給すると同時に、3倍くらい濃くして破壊活動を繰り返して去って行くK-oyajiであろう。
しかし、一頃日本で「オヤジギャル」が話題になったように(ちなみに私の入社面接試験の時、試験官は「オヤジギャルをどう思うか」と聞いてきた。)、アジュマ達がK-oyaji的楽しみに目覚め、北レスを舞台にK-oyaji的にハジける姿が定着するという構図も十分に考えられる。その時、神の見えざる手が「K−obaba」という呼称の妥当性を判断するのであろう。
(アリエール同志 2005年6月訪問)
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