北朝鮮っぽいとこ旅行記/長春空港に羅津先鋒を見た

 2004年10月下旬の長春訪問では北レスに行く時間がなく、その分ホテルのプールで思いっきり泳いだ私であったが、翌日起きるとすでに今晩の上海玉流酒家でロキロキ感が絶好調に達していた。身支度を整え、そそくさと長春空港に向かう。そう、この日は飛行機で長春から上海に向かうことにしていたのである。

 長春から上海まで、2時間半かかる。2時間半ですぜ、ダンナ。でも中国内だったらそんなべらぼうな移動でもないと感じてしまう。長春空港は相変わらず狭くてショボい。北隣の黒龍江省のハルピン空港は6年ほど前に、南隣の遼寧省の瀋陽空港も2年ほど前に新装なったワケで、長春空港にも頑張ってもらいたいもんである。

 さて、無事チェックインを終え、搭乗待合室に入ると・・・お、おやん?あれはどこかで見たような・・・あっ、エンペラーホテルだ!!そう。北朝鮮の羅津先鋒市に存在する、香港資本のエンペラーホテルの看板がガガンと掲げられていたのだ。

 私も4年ほど前に宿泊したことがある。カジノを備えた立派な建物で、専属運転手は川の向こうから出稼ぎに来ている朝鮮族だった。なにも北朝鮮に行ってまで香港のホテルに・・とお感じかも知れないが、これがなかなか味がある。ホテルは北朝鮮っぽいものを可能な限り排除しているように見える。だいたい、館内に朝鮮レストラン(北朝鮮内北レス?)が存在しないし、朝鮮語表記さえ探すことが難しい。地下のスナックでは広東語が飛び交っていた。でも反対に平壌で体験できないのはルームサービスを頼むと、バッジをつけた服務員が部屋にやってくることだな。しかし、最もシビれるのは
エンペラーホテルの周辺のみ舗装されていることであ〜る!!


 中国人にとってのメリットとはカジノで合法的に博打を打てることに尽きると思うのだが、吉林省はキワどく海がないので、海の見える部屋に泊まれるってもイイのかも知れない。

プールなんかあったっけ?う〜ん・・・泳がなかったけどなあ。延辺朝鮮族自治州の延吉空港の手荷物引取り場所にも同じような看板があります。でももう2年くらい行ってないし。

               2004年10月23日 中国吉林省長春空港国内線搭乗待合室で

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