平壌高麗館(旧名:平壌高麗珈琲音楽酒廊)訪問記

 2002年2月当時、大連に住んでいた私は、知り合いの某商社大連支店長より呼び出しを受けた。なんでも新しい北レスを発見した。それは既存の大連平壌館とは全くの別モノだという。私は半信半疑で付いていったら・・・

 そこは今まで全く知らなかった新しい北レス。1階に入ると民族衣装の美女が笑顔で迎えてくれた。1階と2階はバー(珈琲酒店)。3階はレストランだという。私と某商社の支店長と、何故かついてきたサムソン大連支店の韓国人はまず1階でバドワイザーとつまみを少々いただいた。目的は民族衣装の接待員同志があまりにもイケていたのでチラチラと見るためである。

 目的は昼メシだったので3階に上がる。オンドルバンがついたてで仕切られており、雰囲気は悪くない。接待員同志は動きやすい服装で民族衣装ではなかった。いつ開店したのかと問うと、なんと今日とのこと。私は思いもかけず新しい北レスを発見した喜びで興奮してしまい、ついついビールをたくさん飲んでしまった。某商社の支店長はなんと人参酒を注文してガバガバ飲み始めたではないか。サムソン大連支店の韓国人(だいたいお前はどうしていたんだ?)もすっかり酔っ払ってしまっていた。しかしまだ昼だというのに某商社は大丈夫なのか?それより私は全然大丈夫じゃなく、午後は全く仕事にならなかったが。             
                      (2002年2月、同3月、2003年2月訪問)

この画像は2003年2月10日撮影。小さな窓にたくさん「高麗」「高麗」「高麗」・・・と書いてあるのが可愛いッスね。左側の画像では、「平壌高麗館」と書かれた看板が目に付くが、右側の画像では「3階平壌高麗食堂」、その上に「平壌高麗珈琲音楽酒廊」と書かれています。どうやら途中から名称変更したようです。下記名刺の変遷をご覧ください。

2002年2月ゲット。3階は朝鮮語、中国語併記ですがなぜか1.2階は朝鮮語のみですね。「平壌高麗珈琲音楽酒廊」という店名は長すぎると、このころから実は思っていました。
左上の人頭馬マーク、一目見て平壌高麗ホテルと同じとわかりました。従業員も当然高麗ホテルから派遣されています。裏には「案内表(この名刺のことでしょう)をお持ちの方には20%割引いたします」と書かれていますね。
ところで裏の表記には朝鮮語と中国語で多少違いがあって、朝鮮語では「平壌の若い女性達が」となっていますが、中国語では「高麗ホテルの女性が」とか書かれています。

@改名前朝鮮語重視バージョン

A改名前日本語バージョン

おおおおおっ!!日本語名刺があるなんて北レスではここだけでしょう多分。いや、でも北京が未開拓なんで断言はキケンか?キレイに印刷してありますよね。「ピョソヤソ」になってないし。大連の日系印刷業者に発注したのか?大連には数軒しかないんですが。@と同時期にゲットしたのですが、@の地図上にはない「世界貿易大廈」が見られますね。妙な落書きは気にしないこと。

名刺に見る店名変更

B改名後バージョン

2003年2月ゲット。店名が「平壌高麗館」に変わっています。朝鮮語と中国語は完全併記になっています。
上部のお店の入り口の画像では旧店名と混在していますが、まあケンチャナヨってことで・・・
裏の地図はまだ旧店名のままだがこれもケンチャナヨってことで・・・
20%割引の表記が消えているがこれも・・・