「ぶわ〜っとね・ら・い・う・ちひい〜っ、ヘイッ!!/別の歌にしてください」
大連平壌館またまた訪問記
1.またまた来ちゃった大連平壌館
私は2004年10月中旬から下旬にかけて中国に滞在、北レスにも多く行く機会があった。私がごひいきにしている北レスは多いが、ここ大連平壌館はこじんまりとした雰囲気で接待員同志との距離が近く、ごひいき北レスの一つである。まだ時間が早いこともあり、客は我々一組だけだったが、そのせいもあり濃密な経験をすることができた。まず入ると同志達が「お久しぶりですね。」し、しっかり覚えてくれていたのだ。う、うれしい・・・
早速歌で歓迎してくれたロリ系林同志。向かって左が「アリラン」。右が音あわせ中。真剣な表情だ。この後「臨津江」を披露してくれた。気のせいか身長が伸びたように感じたが、ひょっとするといまだ伸び盛りなのか?ロリ系だしな。
2.別の歌にしてください
というわけで同伴者と食事をしているとロリ系林同志と目線クィーンの崔同志がなにやら一冊の本を手に私のところにやってきた。なんだろうと思っていると「この中から、日本のお客様と一緒に歌えるような歌を一曲教えていただけませんか。」と言う。おおおおっ!!ラッキー!!食事中は一人の客として大人しく、大人し〜くしている私だが(そうでもないか)、こういった形で大連平壌館に貢献できるとは大歓迎である。
早速歌本をめくるが、チと内容が古く、「どうせ歌ってもらうならモー娘がいいな。」なんて考えは僅か数秒で打ち砕かれてしまった。「いや、でも松田聖子くらいならあるだろう。」と思いつつ物色している時に見つけたのが、山本リンダの「狙いうち」である。
私「これなんかどう?」
崔同志「どういう歌ですか?」
私「我が国でスポーツ競技の応援の時にみんなで声を合わせて歌う歌で、日本人なら誰でも知ってる (やや誇張あり)。」
林同志「歌ってみていただけますか?」
私「♪ウララーウララーウラウラでー。♪」
崔同志「・・・・・ラララーラララーラララララー♪」
驚くべきことに崔同志はメロディーなど一瞬で覚えてしまうのであった。「ちょっと待ってください。」というと奥の部屋に消えて行った。待つこと一分少々。戻った崔同志に「どうだった?」と聞くと、
崔同志「・・・別の歌にしてください。」
3.道険笑歩
ガクッ。やっぱしダメだったか。結局は「昴」という無難なセンに落ち着いたのであるが、一旦奥に消えたのは、多分リーダー格の女性(趙同志)におうかがいをたてに行ったのだろう。でもまあ「狙いうち」が採用されていたにしても、彼女達が山本リンダ的忘我の境地でハゲしく踊りながら「ぶわ〜っとね・ら・い・う・ちひいーっ、ヘイ!!」とやってくれるワケではないだろうし、これで良かったのかもしれない。
この後、「昴」の歌詞をすべてハングルで書いてさしあげ、「頑張って覚えてね。」と言っておいた。今後大連平壌館に行く北レスふぁんくらぶ同志達は、「昴」をちゃんと歌っていたか確認のうえご報告されたい。
でも「昴の内容を朝鮮語で説明してください。」ってのは私程度の語学力ではチと難しかったなあ。「将来が厳しくても頑張って歩いて行こうって内容だよ。」と無難にまとめたが、これでよかった?なんだか一頃の北朝鮮のスローガンみたいだなあ。
(2004.10.18.訪問)
参考サイト→山本リンダさん公式サイト。「狙いうち」のコスはサイコーにエロいぞ!!
崔同志と林同志にキビし〜く日本語の指導をする私。歌詞を書いてあげたり、ハングル表記を確認したり、また画面で歌詞を確認したり(画面向かって右奥に同じモニターが見える)、ある時は一緒に歌ったり、この指導は延々6時間にも及んだ(ウソ)。