韓国オヤジ(K-oyaji)に北レスの真髄を見た!! 北レスはオヤジ天国か?

1、Cuts Like a Knife

 この日は大連平壌館に午後6時に入った。まだ客がなく、同志達も手持ち無沙汰にダベっていたが、私が入っていくと立ち上がり、臨戦態勢に入った。いつものとおり座ろうとするとロリ系林同志が「こちらへどうぞ。」と個室に通すではないか。ホールには客がないのに何故?と思ったが、よく見るとすべてのテーブルに箸が置かれており、予約客で一杯のようだ。「予約客がいるの?」ときくと「そうですよ。」というので「どこの国の人?」と聞いたら「南朝鮮のお客様でございます。」とのこと。

 なるほろ。北京や瀋陽では韓国からの団体客はよく見るが、大連では初めてだ。でもそのせいで私は個室に追いやられてしまい、今日はあんまりお相手してもらえないんじゃないかと気分はロンリロンリロンリロンリ状態になってしまった。が、しかし!!これが思わぬヨイ展開を生むことになったのである。


2.Kids Wanna Rock

 6時半、ほぼ定時に韓国オヤジ軍団は現れた。みっごとにオヤジばっかしである。女性はおろか、アニキと呼べる最低限のラインをクリアできる人材さえいない。全員満身からオヤジ汁をほとばしらせながらの入場である。その数約40名。大連平壌館はあっという間にオヤジ色に染まってしまった。

 オヤジ達の飲む酒は「不老草酒」。そう、韓国オヤジはいつまでもチンタラと青島ビールなんぞ飲んでいてはイケナイのである。仙境にあってこれを飲むと歳をとらないという伝説の酒を飲まねばならないのだ。医食同源なのだ。これがオヤジによるオヤジのための健康ってもんである。

 やがて7時、料理も一通り行きわたり、オヤジ達もいい機嫌になったあたりで公演は始まった。ミニモニ系鄭同志と目線クィーン崔同志のツインヴォーカル、ロリ系林同志のキーボード、蔡同志のギター(この同志についてはそのうち紹介する)、趙同志は一歩引いてホール係に徹しているぞ!!

美しい平壌市内の絵をバックに歌う同志達。ノッている。今日の同志達は明らかにノッているぞっ!!K-oyajiもノリノリだっ!!

オープニングは「パンガプスムニダ」。定番だ!!K-oyaji達も「パンガプスムニダー!!」と応えているぞっ!!ソロで「口笛」を熱唱するミニモニ系鄭同志!!「ウリヌンハナ=私達は一つ」をにこやかに歌うロリ系林同志。K-oyajiを完膚なきまでにノックアウト!!これは明らかに格闘技だっ!!ここはさいたまスーパーアリーナかっ!?ボブ・サップ呼んでこーい!!

3.Straight From the Heart

 最初に説明したように、私は個室に通されたために、この公演を星明子状態で見ていて(これ↓)、同志達にクスッと笑われたりしていたのだが、盛り上がるにつれそんなことはどうでもよくなってしまった。

 今日の同志達はフルスペック。そう、フルスペック公演だ。ナマ歌はもちろん、すべてナマ演奏のガチンコ勝負だ!!。

 私は20年近く前、大阪御堂会館で見た、当時デビュー間もないBryan Adamsの初来日公演を思い出していた。ファンからの「Bryan!!」との呼びかけにいちいち「What!?」と答え、「I loveYou!!」と言われると「なんだ、そんなことか。」とおどけてみせるBryan Adams。その時、ファンとの間には1cmの垣根もなかった。

 2004年10月30日(土)大連平壌館。そこには南も北もない。あるのは接待員同志達と、酔っ払いのK-oyaji達と、一人のニーチャンfromトーキョーだけだ!!

←Bryan Adams。

4.Its only Love

 この夜、K-oyaji達にはたしかに怖いモノなど何も存在しなかった。ひたすら天国への階段を上り詰めろ!!K-oyajies!!(いちおう複数形)。

(左)コラーッ!K-oyaji1号!!崔同志の手の甲にキスしたり、いつまでも握手の手を離さなかったりするんじゃないコノヤロー!!じっくり目線を楽しめコノヤロー!!フィリピンパブだったら「オクサンクルヨ」って言われてるぞコノヤロー!!

(その次)ミニモニ系鄭同志の歌う「口笛」に学芸会さながらの手拍子を送るK-oyajies(複数形。念のため).。鄭同志がミニモニ系のためか、妙にお行儀がいいぞ!!

(その次)ロリ系林同志の横に無言で立ってどうするんだK-oyaji2号!!オマエは背後霊かーっ!!それとも平常時の大魔神かーっ!?キモチ悪いじゃないかー!!

(右)フィナーレ。趙同志と踊るK-oyaji3号。うらやましいぞーっ!
でもオレもどさくさに紛れて鄭同志と踊ってしまったけどなーっ!!ロキロキしたぞーっ!!結局オレも同類?

 お気づきかもしれないが、上のK-oyaji画像は4枚中3枚が動画からのキャプのため画質が悪い。つまりK-oyajiを撮るつもりはなかったのだが、思い出すにそのユニークな行動原理がいとおしくなってしまったワケだ。もっとK-oyajiの画像撮った方が面白いモノが書けたかもしらん。 北レスふぁんくらぶ会員同志よ。もし北レスでK-oyajiesと遭遇したら、それをチャンスと思え。K-oyajiesも北レスの一部。倍楽しむのだ。そしてレポ求む。

                                 (2004年10月30日訪問)

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