モスクワ サリュートホテルに北レス「プルナ館」開店

 これまでロシアではウラジオストクで「平壌館」の存在が確認されていたが、2005年4月13日付「NK朝鮮」紙により、モスクワに「プルナ館」という北レスが新規開店することが明らかになった。ここに私の拙訳を掲載する

http://nk.chosun.com/news/news.html?ACT=detail&res_id=61733&page=2

(ここから記事)
ロシアモスクワに伝統北朝鮮料理を味わえる北レス「プルナ館」が、来る15日開業する。

 13日現地同胞新聞ギョレ日報によれば、このレストランは韓国人が集中しているモスクワ南側の「サリュートホテル」の中にある。「プルナ」とは、高句麗時代の平壌の名称であり、広い川と野原という意味である。

 プルナ館は、北朝鮮から料理長を招き、元祖平壌冷麺、チェンバン冷麺、刺身冷麺などを顧客にサービスする予定だ。

 また、シンソルロはもちろん、「酔っ払い鳥」まで多様なメニューを用意して早くも美食家達の関心を集めている。新聞は「酔っ払い鳥」について具体的に説明していないが、中国広東料理にも似たメニューがある。

 レストランの壁には金剛山壁画がかけられており、仕切には山水画の屏風が使われているなど、室内装飾も古風な味わいである。

 同紙は、「まだ舞台が用意されていないが、これから北朝鮮の公演も見ることができる」と伝えている。(2005.4.13付 )(ここまで記事)



 ちなみにNK朝鮮に紹介されている画像は中国吉林市の「ウンバンウル」のものでプルナ館ではないのだが、記事中「モスクワの同胞新聞」として紹介されている「ギョレ(民族)新聞」のサイトを探したら、あっさり発見できたのみならず、この元記事も簡単に発見できてしまった。また、驚くべきことに、この北レスを紹介している動画まで発見してしまった。

 記事は中央下部に店内の様子と共に紹介され、動画は向かって左の「ギョレ放送」と書かれたところで見られる(2005年4月14日現在)。記事にあるように、仕切りは山水画で絵は金剛山である。

 元記事はNK朝鮮のものとほぼ同じだが、ただ一箇所、「スハレフスカヤにあったピョンヤン食堂で、当初爆発的に人気があったシンソルロ」という表現があり,、先代の存在をうかがわせる。

 また、この北レスが開業すると報道された「サリュートホテル」もネットであっさり発見できてしまった。サイトを見る限り、「Korean cuisine」としてすでに3軒のコリアンレストランが存在する模様であるが、「Restaurant Gayane」って何だ?もう一軒の「Restaurant Juysan」もわからん。「Cafe Tomato」は、なぜコリアンレストランがトマト?という疑問は残るがまあわかる。で、ここで視線を左の方に移動させると・・・おおおっ!!「朝鮮!!(実際はハングル)」。コリアンレストラン「朝鮮」って、和食レストラン「日本」と言ってるみたいなもんだが。ところで朝鮮のアルファベット表記が「Juysan」かいっ!?こりゃわからんっ!!ってことは「Gayane」は・・・やっぱしわからん!!

 また、5月6日付け朝鮮日報日本語版にも記事が掲載されている。ここ。本文にモスクワ「平壌館」やウラジオストク「玉流館」という名前が見られます。やはり先代が存在したのです。またモスクワには以前「烏鵲橋」といった北レスも存在したようです。

  これって、実は開店前にプレス用にちょっと撮らせてもらったんじゃないですかねえ。朝鮮日報モスクワ支局の劉記者が知り合いのモスクワ在住韓国人にちょっとお願いしてプルナ館に足を運んでもらって、、北レスにもお願いして記事のために一枚だけ撮ったというような。実はキムチ一皿も食べていないというような。

※情報をご提供くださったni-chikaさんに感謝いたします。


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