上海モランボン広告特集

 上海コリアタウンに存在する上海モランボンは、上海で発行される韓国語誌(紙)に頻繁に広告を掲載しています。北レスも大々的に広告を打つ時代になったんですね。つい最近までこじんまりとした雰囲気こそが北レスだと思っていたものですが。

 2005年1月に発刊された「地球の歩き方大連と中国東北地方05−06」のコラムに北レスが取り上げられていますが、「みな高級店なので予約がないと入れない。」と書かれてあり、驚きました。あの記事では主に長春仁風閣を取材したようですが、たしかにあそこはいつも混んでいます。大型化、高級化は最近の流れですが、その中でも広告に最も力を入れているのがこの上海モランボンと言えるでしょう。

韓国語誌「チョウンアッチム上海版2004年9月号」より。左上に「9月末オープン」と書かれています。中央部の3文字が「モランボン」なのですが、この字体は韓国の広告ではよく見ます。また「オープン」という言い方も北朝鮮らしくないです。

綺麗な写真ですね。内装にも外装にもカネがかかっている様子がうかがえます。おっと広告にも。北レスには珍しくサックス奏者がいたとCAPTAIN同志が語っていましたが、この広告にその奏者が見えます。「WIN」2004年12月号より。

「シャンハイニュース」2005年1月30日号。平壌1級ホテルから来た調理師と、平壌最高の美女達の歌と踊りと書かれています。

「チンダルレ(つつじの意)インフォメーション」2004年12月30日号より。よく見ると寿司や刺身も見えます。

「上海タイム」2004年12月31日号。これは宮廷料理を前面に出した広告ですね。

これは実際にお店に置いてあったものを私がいただいたのです。実際は2004年の10月26日にオープンしたんですね。

私は2004年の大晦日にこのエリアを散策しました。モランボンは午後3時くらいに通りかかったので、チラシをいただきました。入り口のあたりにいた女性達はとても親切で感じがよかったです。

ここで公開した広告も、私が直接ゲットしたもの以外はすべて上海在住のCAPTAIN同志からご提供いただいたものです。あらためてCAPTAIN同志に感謝いたします。

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これは「チョウンアッチム」2005年1月号の広告です。「お客様に最高のおもてなしをいたします。」と書かれていますが、看板に偽りなし。ここの接客態度は非常に良いです。

 ところで一連の広告の冷麺はスープのないピビム冷麺に見えます。韓国ではよく見ますが北朝鮮では見たことがないんですよ。こういった点にも韓国客重視路線が透けて見えます。