改名。上海恩徳館から上海妙香山へ
中国在住のCAPTAIN同志から、上海の北レス情報が届きました。青字部分が私のコメントです。
昨日上海平壌館で入手した韓国語誌『チョウンアチム』1月号で紫藤路の紹介があって、恩徳館が「上海平壌妙香山」と改名されているのを見つけ、確証を取りに行って来ました。果たして名前は変わっており、店全景の写真を撮り、名刺も頂いてきました。
看板の電話番号が古いままだということもあり、改名はかなり前だと推測します(現在の電話番号は看板のものとは別)。また「恩徳館」当時は向かって正面の舞台の所にあった白頭山の大きな絵がフロアの北側の壁に移動しており、単に名前を変えただけではなく、経営が変わったのかもしれません。
ありふれた「妙香山」よりも「恩徳館」の方が他に類がなくて良かったのに、やっぱり老人ホームを連想させる名前は敬遠されたのかもしれません。
上海コリアタウンの虹橋地区紫藤路に存在する恩徳館は私も1年前の2005年1月に食事したことがある。カニがおいしかったですが、雰囲気がややおとなしい印象も持ったものです。夕刊フジ紙が2005年2月15日に訪問しておりその頃はまだ恩徳館だったようですね。
CAPTAIN同志が「老人ホームを連想させる」と語っているのは、実は「恩徳館」とは北朝鮮の都市部ではけっこう見かける施設の名称で、私が現地案内員同志に「あれ何ですか?」と聞いたところ、「お年寄り用の施設ですよ。」との答えだった。それを言っているのですよ。
上は新義州市内の画像ですが、左端の建物にハングルで「恩徳館」と書かれている。見にくい?私が案内員に質問したのもまさにこの建物の前だったなあ。コリアンは儒教的考えが強いこともあって、お年寄りを連想させる店名でもよかったのかも知れませんが、中国で営業することを考えるとインパクトが今イチだったか?