ローチョンガー同志のカンボジア北レス訪問記


 ローチョンガー同志からこの3月に「ユルユルお座敷掲示板」にご報告いただいていた「カンボジア・シエムリアップ/ピョンヤン冷麺訪問記」をこちらに再掲いたします。また名刺をお送りいただきましたのでここに掲載いたします。

 先日、アンコール遺跡観光のために、カンボジア・シエムリアップを訪問しましたが、何と偶然にもバスの中から「ピョンヤンレンミョン」なる朝鮮語が書かれた看板を発見!こんな暑い所でこんな看板を見つけるなんて全く想定していなかっただけに驚きました。

 その後、その看板からさほど離れていない所で昼食。パッケージツアーだったので、仕方なくついていきましたが、そそくさと食事を済ませてから、ガイドの目を盗んでその看板があった方向へ突進。確かにありました。にっこりと微笑む朝鮮女性が描かれた看板の向こうにレストランが。

 ためらうことなくレストランの扉を開けると、丁度昼時で何人かの客(ほとんど皆が韓国人のよう)が食事をしており、チョニョトンム達がカラオケで歌いながら踊っていました。東南アジアでこんな風景を見られるとは!久しぶりに接する「朝鮮」を前に感慨に浸りました。

 この時は、パッケージツアーのガイドが待っていることもあり、チョニョトンムと一言二言会話(いつ、どこから来たか、とか、いつまでここにいるか、など)してから、ピョンヤンスルという焼酎(1本=10米ドル。高い!)を買って退散しました。

 そして、翌日の昼食後に1時間余りの休憩時間が与えられたので、これ幸いと思い、再び突進しました。今度は、平壌冷麺と焼酎を注文して、食事することにしました。食後であるにもかかわらず。

 チョニョトンムは前日に顔を出した私を覚えていてくれて、給仕の際に会話に付き合ってくれました。朝鮮レストランは中国にはいくつもあるが、東南アジアでは、カンボジアのここシエムリアップとプノンペンの2件だけとのこと。彼女は昨年、2年間の予定で平壌から赴任してきた。平壌から広州まで列車で、広州からカンボジアまでは飛行機で来た。異国での生活は仲間がいるので寂しくはないが、時折、平壌にいる家族達と手紙でやり取りしたり、本やビデオテープを故国から送ってもらったりしている。などと語ってくれました。

 店に入る前から既に満腹状態だったので、せっかくの平壌冷麺を十分に堪能することはできませんでしたが、半分ほど飲み残した焼酎一本を持ち帰ることとし、さらにもう一本の焼酎を買って帰りました。チョニョトンムには、冷麺を残すのはまずいからではなくてお腹がいっぱいだからだ、と説明しました。別れ際、彼女は「ット、オシプシオ(またおいでになってください)。」と言って扉越しに見送ってくれました。私はこのシチュエーションに弱く、いつも胸がいっぱいになってしまう…。

 結論:「熱帯の東南アジアにいても、どこにいても、アーやっぱり朝鮮の女性はいいな〜。彼女達の笑顔、愛敬、物腰の柔らかさは最高!」

 カンボジアにある2つの朝鮮レストランの所在地等を紹介いたしますので、機会があれば、是非とも訪問してください。

 ピョンヤンレンミョン・プノンペン店
  No.400 St. Monivong BLVD
 ピョンヤンレンミョン・シエムリアップ店
  No.004 St. Airport Road #6


 
興味深いのは「東南アジアはここ2軒だけ。」と発言していることですが、その後2003年秋にベトナムのホーチミンで開店したことが確認されています。もっとも同じ都市に存在してもその存在に気づかないことさえあるようで、2004年5月に訪問した「長春妙香山」と「長春仁風閣」は歩いて行ける距離にあるにもかかわらず「長春はここ1軒だけ。」と発言していました。経営者が同じというような共通点がなければわからないものなんでしょうね。ローチョンガー同志のカンボジア再訪に期待しましょう。今度は画像もねっ!!

pyongyang traditional cold noodle!!う〜ん英語でそういうべきだったのか!!

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