大連平壌館 再訪記〜おニャン子クラブ会員番号の歌

 前回の訪問記でご報告したとおり、大連平壌館はH16年正月から接待員同志4名中3名が交替、一気に平均年齢が5歳くらい若返った。私はH16年1月2日に訪問したのだが、実に初々しい感じがヨかった。うん。その後5月3日に大連を再訪する機会に恵まれたので、当然ながら大連平壌館を訪問したのであった。

 前回の訪問ではあまり時間がなく、接待員同志ともあまりお話する時間もなかったのだが、今回はゆっくり時間をとっていたので十分に観察できたのでご報告する。主に接待員同志に焦点をあてた。



1)鄭同志

 新メンバーの一人。小柄でめんこらPーのが特徴である。以前扉絵に使ったら頼みもしないのに「カワイイ」とメールをくれた同志が二人いた。歌が上手なのは北レス接待員同志としては必須であるが、なんと彼女は日本語の歌に挑戦しており、私に「時の流れに身をまかせ」を勉強中なので一緒に歌ってほしい。と言ってきた。北レス接待員同志とデュエットするのは初めてではないが、やはり嬉しくもあり緊張するものである。小柄で勉強熱心な鄭同志を「北レスミニモニ系」と呼ぶことに決定した。

2.林同志

 4ヶ月前の訪問時には赴任直後とあって接客に若干の照れというのかとまどいが見られた林同志だったが、逞しくなっていた。お客さんに歌を勧める姿も堂に入ったものである。年齢はきいたわけではないが多分まだ10代ではなかろうか。歌唱はその華奢な体つきからは想像できないほどパワフルだ。そしてこれは林同志に限らないのだが、北レス接待員同志はいつも背筋が伸びている。もし軍事境界線を挟んだ南側に生まれていたら、今頃K−POPスターとして韓流特集に取り上げられていたかもしれない。パワフルながらめんこらP彼女を「北レスロリ系」と呼ぶことに決定した。

ロリ系ながら大胆な歌唱の一端が窺い知れる画像である。この時はヤマハのキーボードを弾きながら「臨津江」を歌ってくれた。また、前回は自分の名前を漢字で書けず、「次回までに必ず書けるようにしておきます。」と言っていたが、約束を守ってくれた。

3.崔同志

 崔同志は目線上手コちゃんである。私は先日東京ビッグサイトに「東京オートギャラリー」を見に行ったが、彼女より目線が上手コちゃんだったレースクィーン若しくはキャンギャルは一人として存在しなかったと断言する。 崔同志は実はアコーディオンも上手コちゃんで、この日は韓国の歌である「朝露=アッチムイスル」を熱唱してくれた。拍手すると日本語で「アリガトゴザイマス」とお礼を言うのであった。うん。礼儀正しい。そんな崔同志を「北レス目線上手コちゃん」と呼ぶことに決定した。

歌う、弾く、目線と三拍子揃った崔同志である。アコーディオンといえばカラオケ出現以前、素人歌番組で引っ張りだこだった横森良造先生を思い出す。ただアコーディオンは決して過去の楽器ではなく、YAHOOで検索すれば多くの愛好者がいることがわかる。中国人の中には文化大革命を思い出すムキもあるようだが、私にとってはかえって新鮮に感じられた。アコーディオンに「CONVALLARIA」の文字が見える。ドイツ語で「すずらん」の意味らしいのだが、ドイツのメーカーなのかも知れない。

4.趙同志

 趙同志は唯一の残留組である。新顔の三人からは「オンニ=お姉さん」と呼ばれている。この日、店内のモニターに写し出された「キィソンマル=ナイショ話」という北朝鮮の歌を私が口ずさんでいたら、「よくご存知ですね。私が歌って差し上げます。」という。下の画像はその時のものである。彼女達の歌のレパートリーはたいしたものである。ちなみにこの歌は「あのカッコいい独身男性は誰?」と若い娘達がささやきあっているという他愛のない内容かと思いきや、その男性は軍服が似合って軍隊に行ってしまったという、いかにもな内容である。まあそれはおいといて、皆に慕われている趙同志を「キャプテンハッスル オブ 北レス」と呼ぶことに決定した。

「キィソンマル=ナイショ話」を歌う趙同志。この歌は以前上海玉流酒家で聞いたことがあり、その後の訪朝でCDをゲットしたので知っていたのである。趙同志のレパートリーは何曲くらいなのか今度聞いてみたい。

5.総括

 ってなワケでよくもこれほどの高水準の人材を送り込んでくるものである。私はK−POPマニアでもあるのだが、韓国のプロデューサーが見たら喉から手が出るほどほしい人材が北レスというフィールドにはゴロゴロいる。彼女達の歌にはいつもなごませてもらっているが、韓国流KーPOPを歌わせてみたい気もする。きっと韓国人だったらグループでデビューさせるだろうな。D.P.R.K.という北朝鮮の国名かと思えば実はそうではなく Dynamic,powerful,revolutionary Korean の略だ・・・とか。彼らはこういうの好きだしな。とりあえずは大連平壌館の鄭同志と林同志を「ダブルK」とかいう名前でロリ系デビューさせてはいかがか。

                                         (2004.5.3訪問)





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