「月香訪問記」

　先日北京に行ったついでに、北朝鮮レストランの「月香」へいってきました。

　北京には他に「平壌海棠花冷麺館」なるレストランがありますが、そこと比べるとこ
じんまりしています。２Fはなく、地下階もなさそうでした。

　入り口をはいってにカウンター（レジ）があり、そこに2人の従業員がいておしゃべりしていました。私がはいるとおしゃべりをやめ「・・・にーはお」とあいさつしてくれました。2人の美人度にかんしては、あまり女性の容姿についてとやかくいいたくはない・・・こともないのですが、はっきりいって期待はずれでした。

　入り口の右側が団体客用の座敷部屋（２〜３ありそう）、左側が少人数用のテーブル席（４つくらい）でした。このときは午後６時前（現地時刻）くらいにいったのですが、テーブル席はだれもいませんでした。座敷の方は客がいるようでしたが。

　女性の接待員にメニューをわたされ中をみると、すしや冷麺、ビビンバ、焼肉なんかがありました。すしと水餃子（朝鮮レストランなのにこんなものをたのんでしまいました）とサイダーを注文しました。それにしてもこの接待員、にこりともせず愛想がわるいです。

　最初に水餃子が運ばれてきました。なかなかうまかったです。次にすしが運ばれてきました。予想に反し、日本で食べるようなちゃんとしたすしです。食べてみると、なかなかうまい・・・！　まあ多少鮮度がおちる感じでしたが、満足でした。

　結局、店を出るときまで他に客はだれも来ませんでした。歌や演奏はありませんでし
た。もっとも店の規模からとても歌や演奏があるとは思えませんが。

ぽちょんぼ特派員同志から「月香訪問記」が届きました。ありがとう！！ぽちょんぼ特派員同志！！

　おお、右奥には座敷部屋があるのですね。それにしても水餃子とすしとはなかなかオツなものを注文されましたね。私はいつもメニューはあんまり気にしていないのですが、北レスで食べる中華料理や和食もいいかもしれません。もっとも私が注目しているのは食器に書かれたロゴの方で、丹東清流館で目撃した「玉流館」と書かれたお皿や、（未アップですが）大連高麗館で売っている「高麗ホテル」と書かれた紙ナプキン入れなんかシビれました。

　中国では水餃子は主食ですから、すしと一緒に食べるということは本来ヘンなことで、もしこれが漢族だったら、たとえ客の注文とはいえお許しいただけなかったかもしれませんね。私が学生の頃、よく餃子の王将でライス１１０円プラス餃子のタダ券で昼食をすませたものですが、これなど漢族には全く理解不能でしょう。

　女性の容姿についてはやはりとやかく言いたいものですよね。私は月香については本来在北京北朝鮮人のために存在しているとニラんでいるのですが、愛想がないってのは北レスとしては許しがたいです。でもまあ一種特殊な存在なのかもしれません。

　月香は先日の訪問で中に入れませんでしたので、次回の訪中で再度挑戦するつもりでいます。