北京柳京冷麺プチレポート

CAPTAIN同志から北京柳京冷麺プチレポートが届きましたので掲載します。画像もすべてCAPTAIN同志提供。

昨夜、仕事が少し遅くなって、同僚と晩飯がてらに柳京冷麺へ行って参りました。

約2年前にあんでんだ同志が訪問されているので、詳しい報告は致しませんが、まず入り口が写真の通り、看板から電灯式に変わりました。名刺もカラー印刷で新しくなっています。それから、接待員同志の服装が写真の通り制服になっています。でも店内は03年8月訪問記に出ている光景と全く変わっていません。大型TVもそのまんまです。

公演は8時からだったのでギリギリ間に合ったのですが、オープニングの「パンガップスムニダ」もなく、愛唱歌の「口笛」もなく、北京では流行のエンディングの「我々は1つ」もなく、知らない歌ばかりでした。今まで上海も含めて他の店で見たことなかったのは、写真にある太鼓踊りです。最後にクルクル回転する所で拍手喝采になりました。

料理はまあ、普通の朝鮮料理なのですが、ハマグリの蒸し焼きがありまして、30個以上入ってなんと70元。北朝鮮からの輸入だそうで大ぶりで美味しく、接待員同志に「日本では高くて、1人1回1個しか食べられないんですよ。」(貧乏人家庭育ちなもんで)と言いながらたった2人で通常の2、3年分、いや5年分くらいを一挙に平らげてしまいました。贅沢なもんです、全く。

最初は日本人の我々のところにはあまり接待員同志が来なかったのですが段々と韓国人客が帰っていった頃、接待員同志がやって来て少し中国語もできるので、指さし会話帳も使いながら、ちょっと話をしました。料理がなくなる頃に平壌焼酒を注文したのでなかなか減らなかったのですが、盛んに注いでくれるのでついつい飲んでしまい、すっかりご機嫌になって、帰りに置いてあった「朝鮮画報」をもらい、めくっていたら、読んでみろと言われたので、音読したら、例によって「お上手ですね。」とおっしゃるので、「でも意味わからん。」と言ったら大爆笑になりました。いやいや楽しかった。こういうやり取りがある店がやっぱりいいですよね。

この店は団体客もなく、混み具合にもよりますが、気さくに話もできるので感じのいい店でした。昼も11時からやっているそうなので、時々ハマグリ定食でも食べに行こうかな。

(ここから、あんでんだコメント)以前私がここで指摘したとおり、北レスには韓国に連れて行ってデビューさせたいヨイ素材がたくさんいます。2005年、北朝鮮の舞姫が韓国三星社の携帯電話のCMに登場しました。韓国芸能プロダクションが、中国北レスにスカウトにやってくる時代がひょっとするとすでに来ているのかもしれません。北京柳京冷麺の舞姫を見て、そんなことを思ったのでした。

86年に放送されたフジテレビ「なるほど!ザ・ワールド北朝鮮編」でハマグリのガソリン焼きが紹介され、お茶の間に衝撃を与えたのですが、その後2002年の大マスゲームアリランで平壌市内にハマグリを焼いて食わせる屋台が大量に出現、おいしくいただいたのでした。ただこれはほとんどが真空パックされた対日輸出用のものだったようです。

また、元山から金剛山に向かう道中の休憩所で、取れたての生ハマグリを刺身でいただいたこともあります。美味しかったなあ。

北レスでは花束チップが一般的ですが、ここでは接待員がお客さんにお花を渡していたのだそうです。マスクをかけましたが、お花をもらった(多分)親子は、本当に嬉しそうな表情です。
お見送りの接待員同志も可愛いですね。私の訪問時はデジカメ画像を全部見せろとか、メモに何を書いてあるか言えとか詰問されたものですが、その同志はもういなかったそうです。

                            
(2005年7月5日 CAPTAIN同志訪問)

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